タイトル

こどもとスマホ その 『スマホ育児』は大丈夫?後編


 大人と同じ様に赤ちゃんでもスマホの動く画像や音に惹かれます。1歳を過ぎると上手に扱うことができるようになります。作家でジャーナリストの石川結貴さんは、次のように述べています。子どもとスマホの親和性の高さには、子ども成長過程が関連しています。幼児がネジやボタンを指で押すことがありますが、指で押す、触れる、つまむといった行為は人間の自然な成長過程の一つなのです。スマホの操作はこうした行為とピッタリあってしまうため「親が教えていないのに子どもが勝手にスマホを使っていた」「一人でどんどんタップして操作する」といったことがしばしば起こります。さらに、刺激的な音声や映像などが「もっと見たい」という興奮、「すぐにやりたい」という欲求につながりやすいこともあります。「少しの時間だけ」そう思って子どもにスマホを与えたら、夢中で使い続けて「やめなさい」と言っても聞かない…こんな経験をお持ちの人もいらっしゃるのではないでしょうか。「いつの間にかスマホと離れられなくなってしまう」など、依存につながりやすい問題も大きなデメリットといえるでしょう。
 1歳半検診で、スマホ依存傾向を示す子どもの割合を図に示します。子どもにスマホを与えればおとなしくなる、その間に家事や仕事を片付けたい、と思うのは無理からぬことで一方的に「スマホ育児は悪」と決めつけるのは短絡的といえるかもしれません。しかし「子育ての中で何に注意しながらスマホを利用するか」という現実的な視点を持つことが大切です。

●スマホ育児のポイント
1、子どもに「スマホはいつもあるものではない」という意識を持たせること。
2、スマホを見る時の家庭のルールを作りましょう。
3、スマホを与えたままにしていないか注意しましょう。
2020年08月26日(水) No.976 (秋山先生(小児科)のコラム)

No. PASS