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女性と漢方(172)〜漢方薬を使うときの問診ポイント〜


 漢方診療では舌を診たり(望診)、脈やお腹を触ったり(切診)、患者さんの声のはりや大きさを聞く(聞診)以外に西洋医学と同様に患者さんに直接問う(問診)という診察過程がありますが、特徴は「医師が積極的に聞かないと手がかりが出てこない病態(証)」を見つけるために症状と一見関係ないように思われる点を聞くことです。今回は問診についていくつかのポイントをお話します。
 嵌茲譴笋垢い任垢?」↓基本的には「気・脾(消化機能)」の異常です。
◆嵜搬里冷えますか?」↓「靴下をはいて寝たいですか?」「入浴後すぐに冷えますか?」↓「下半身(膝だけ腰だけかどうか)ですか?上半身(腕だけ背中だけかどうか)ですか?全身(ザワザワする、お腹も冷えるかどうか)ですか?」
「普段、水分を多く取りますか?」「寝汗をかきますか?」「布団から足を出して寝ますか?(足のほてりがあるか)」
ぁ嵬椶糧茲譴魎兇犬泙垢?」「目がピクピクすることがありますか?」↓「イライラしますか?」
ァ嵬欧蠅論いですか?」↓「夢を覚えていますか?」「悪い夢を見ますか?」「疲れやすいですか?」「青あざができやすいですか?」
Α嵜臾果瑤魄んでも寝つけないですか?」
А屬しっこが近いですか?」↓「夜間のみですか?」
─嵎愴襪ありますか?」↓「便を出し切った感じはありますか?」「便の硬さはどうですか?」「ウサギのようなコロコロとした便ですか?」
「むくみやすいですか?」↓「手足、顔などのどこがむくみますか?」「むくみやすい時期はありますか?」…
など一部をご紹介しました。
 例えば、生理痛で漢方薬を希望された方には、特に´↓┃は重要です。便秘を主訴にしていない場合にも問診しますので、「なんでこんなことまで聞くのかな?」と思う患者さんもいらっしゃると思います。こういった問診で、いつもお話ししている「気・血・水」の異常や「虚・実」(何かが身体で不足している・余っている)の判定材料が得られるわけです。漢方薬に慣れている患者さんは、自らこれらをお話してくれる傾向がありますのでその分だけ問診は簡便になりますね。漢方薬をご希望の方はこの問診ポイントを少し参考にされるとよいでしょう。
2018年12月26日(水) No.876 (山内先生(産婦人科)のコラム)

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