タイトル

乾癬の新薬


 今日も嶋川先生とのぞめさんは、網走のバーザムーンのようです。
【嶋川、のぞめ】「今晩は。」
【田杉】「嶋川先生、のぞめさん、いらっしゃい。」
【島大】「嶋川先生、いらっしゃいませ。今日も少し教えて欲しい事があったのですが、宜しいですか?」
【嶋川】「もちろん良いですよ。今日はどうしましたか?」
【嶋大】「私の親戚のおじさんで、最近乾癬という病気になった人がいるのです。あまり聞いた事のない病名なので、どんな病気なのかと心配なのですが。」
【嶋川】「そうですね、乾癬という病気はあまり聞いた事がないかもしれませんね。欧米の白人には多いのですが、日本人では数百人に一人位の割合で発症すると言われています。原因はまだすべては分かっていませんが、いろいろと研究も進んで、新しい治療薬も次々と見つかっています。」
【島大】「具体的には、どのような症状の病気なのでしょうか?」
【嶋川】「体の皮膚のあちこちに、赤いカサカサした発疹が現れます。痒みはある人もない人もいます。どこの皮膚にも出来ますが、頭、肘、膝などに多くできやすいと言われています。かんせん、という発音からか、他人に伝染する病気と誤解されているひともいますが、他人にうつったりする事は決してありません。」
【島大】「治療は塗り薬とかなのでしょうか?」
【嶋川】「そうですね、塗り薬での治療が一番の基本になります。9割くらいの人は塗り薬で良くなりますが、また新たに発疹が出てくる事もあり、治療には根気が必要ですね。」
【島大】「体の広い範囲に症状があったりすると、お薬を塗るのも大変そうですね。」
【嶋川】「そうですね、患者さんの半分くらいの人は薬を毎日塗るのが大変だと言っています。最近新しい飲み薬が使えるようになりました。一ヶ月位飲み薬を続けると多くの患者さんで、皮膚症状は大幅な改善が見込めます。」
【島大】「それは素晴らしいですね。でも副作用の心配はどうなのでしょうか。」
【嶋川】「他にも飲み薬の治療薬もあるのですが、この新しいお薬は重い副作用は少ないと言われています。ただし飲み始めの最初の頃は、下痢や吐き気の症状が出る事もありますが、徐々におさまっていくので、主治医の先生と良く相談して服用を続けることが大切です。」
【島大】「良くわかりました、有難うございます。
【田杉】「ところで、今日は何を召し上がりますか?」
【のぞめ】「今日もいつもの物をお願いします。」
【田杉】「はい、かしこまりました。ただ今ご用意します。」
2017年08月02日(水) No.805 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

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