タイトル

外用剤


今日も嶋川先生とのぞめさんは、バーザムーンのようです。
【嶋川、のぞめ】「今晩は。」
【田杉】「嶋川先生、のぞめさん、いらっしゃいませ。」
【島大】「嶋川先生、今晩は。今日も少しお聞きしたい事があるのですが、宜しいですか?」
【嶋川】「もちろんいいですよ。」
【島大】「私の親戚のおじさんが、全身の皮膚に湿疹のようなものが出来て病院に行っているのです。病院では乾癬と言われ、処方されたお薬で、だんだんと良くはなっているらしいのですが、お薬を塗るのが面倒くさいと言っているようなのです。塗りやすいものとかはないのでしょうか?」
【嶋川】「良く分かります。確かに皮膚の病気の大半は塗り薬が必要ですが、範囲が広いと塗るのが大変だとか、頭皮、背中など場所によっては塗りにくいなどの声も実際に良く聞きます。逆に蕁麻疹などは、塗り薬は効果がないため飲み薬での治療になるので、薬を塗る煩わしさはないのですが、乾癬などの皮膚病は、塗り薬での治療が基本になります。」
【島大】「おじさんも、特に頭に薬を塗るのが面倒だと言っているようです。」
【嶋川】「そうですね。頭皮は自分では見えませんし、塗る場所、薬の量も調節するのが難しいですね。それでも最近の外用剤は、患者さんが使いやすいようにいろいろと工夫されているものも多いですね。例えば乾癬の体につける薬では、従来の塗り薬は1日2回塗らなくてはいけませんでしたが、最近のものは1日1回の外用で、同様の治療効果を示すものが主流となっています。」
【島大】「そうなのですね。色々と新しく工夫されているのですね。ところで、頭皮の薬でも新しいものがあるのでしょうか?」
【嶋川】「ありますよ。今月新しく処方できるようになったものは、塗り薬ではなくシャンプー製剤になっています。」
【島大】「シャンプーですか?」
【嶋川】「そうです。薬がシャンプーを兼ねていて、頭皮に15分間つけておいて、その後お風呂場などで流していいのです。治療とシャンプーを兼ねているので、その後普段通りにリンスを行って終了です。今までの塗り薬だと、入浴時にシャンプー、リンスをしてお風呂から上がってから改めてお薬を塗らなくてはいけなかったのですが、その手間が省けるという事です。」
【島大】「そうですか、皮膚のお薬もいろいろと進歩しているのですね。ところで、今日は何を召し上がりますか?」
【のぞめ】「今日もいつものでお願いします。」
2017年07月05日(水) No.801 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

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