タイトル

「旬を食べる(夏1)


今回は夏が旬の食べ物の話をします。
みそ汁の具やサラダ、酢の物など、身近な食材であるワカメは褐藻類の海藻です。ワカメの旬は6月から7月と言われ、この頃のワカメは生で食べると歯ごたえもあり、本当に美味しい物です。
ワカメには塩蔵などの加工品としても年中食べられますし、手軽な乾燥カットワカメもあります。
ワカメには現代の食生活で酸性に傾きがちな血液をアルカリ性に近づける効果があると言われています。
成分のおよそ30%を占める食物繊維のほとんどが水溶性のアルギン酸で、体内のコレステロールの再吸収を抑えたり、ナトリウム(塩分)を体外に出すなどの効果があります。
みそ汁の塩分が気になる時はダシをきかせ、具にワカメをたっぷり入れましょう。(ダシも減塩タイプがおすすめで、薬局などでも医療メーカーが取り扱している、塩分をカットした高血圧の方用のダシの素もあり好評です。)特に根元のめかぶにはアルギン酸が豊富に含まれています。
スイカはアフリカ原産のウリ科のつる性一年草です。


適度な甘味と水分をたっぷり含み、暑い夏にはなくてはならない果物です。
旭川近郊でとれるでんすけスイカなども紅果肉で日持ちがよく、抜群に甘味が強いので人気があるそうです。美味しいスイカは軽くたたくと透明な音がすると言います。
スイカの赤い色はカロテノイド系リコピンとカロテンで、甘味の中心は果糖です。アミノ酸のシトルリンやカリウムが多いので利尿作用があり、高血圧の人や腎臓の弱い人には頼もしい味方です。
保存のきくスイカ糖(スイカの成分を煮詰めて飴状にしたもの)が民間薬として昔から利用されていて、風邪でノドが痛かったり、痰がからむ時にも効果があるそうです。

2008年06月05日(木) No.304 (原口先生(薬剤師)のコラム)

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